平均年齢21.87歳だったポーランド戦のドイツ
13-14シーズンのブンデスリーガは5月10日を持って全日程を終えたが、ドイツ国内はまだW杯モードに突入したとは言い切れない。2014年5月14日付のSportBild誌の表紙はバイエルンのゲッツェとドルトムントのレヴァンドフスキ、5月15日付のKicker誌の一面は黄金色の杯が飾った。
世間の関心事はまだ17日に行われる今シーズン最後の大一番、ドイツ杯決勝にあるようである。同時に書店の雑誌棚には、W杯を特集するものも並び始め、4年に1度の祝祭を待つ空気も少しずつ流れ込んできている。
そんな中、5月13日、ハンブルクにてドイツ代表対ポーランド代表の国際親善試合が行われた。対ポーランド代表戦はブラジルへと向かう前に行われる残り少ない3つのテストマッチの内の1つである。ゲームを終えて5月15日付のKicker誌は「Bedeutungslos und doch historisch(意義のない、重要でない、それでもなお歴史的な)」との見出しを付けた。
ブラジルW杯の予備登録メンバーの中で、ドイツ杯決勝を控えるバイエルン、ドルトムント勢はもちろんのこと、アーセナルのエジル、チェルシーのシュールレ、ラツィオのクローゼ、そして、レアル・マドリーのケディラといった主力となるメンバーは招集を見送られている。
そこでスターティングメンバーは、GKツィーラー(ハノーファー)、右SBリュディガー(シュトゥットガルト)、CBにムスタフィ(ジェノア)、ギンター(フライブルク)、左SBゾルク(フライブルク)、ダブルボランチにクラマー(ボルシアMG)、ルディ(ホッフェンハイム)、2列目にゴレツカ(シャルケ)、マイヤー(シャルケ)、ドラクスラー(シャルケ)、ワントップにフォラント(ホッフェンハイム)という、急造布陣でゲームに臨むことになった。平均年齢は21.87歳と史上最年少である。