昨季はリーグでトップの66ゴールを挙げたものの、18チーム中6番目に多い56点を奪われたことが6位に終わった原因となった浦和。しかし、チームは大きく変貌を遂げ、13節終了時点で失点が唯一の1桁台である9、クリーンシートは8と、堅い守備を武器に2位に付けている。
その要因の1つがオフシーズンに加入した西川の存在といえるだろう。そこで、今回は日本でも屈指のGKである彼にスポットを当ててみたい。
まず、単純に失点数と被シュート数を昨季と比べてみよう。前者は1試合当たり1.6から0.7へ、後者は12.1本からリーグで2番目に少ない10.6本へそれぞれ減少していることが分かる。
開幕前からチームとして「守備」強化を目指し組織を構築してきたことが、結果につながっているといえるだろう。
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