香川出場の前半は低調な出来。キャリックに代わった後半から向上
そして、セント・メリーズ・スタジアムで行われた最終節、結果は前述の通り引き分けだが、内容では劣っていたと言えるだろう。
両チームのスタッツを見てみると、ポゼッション率で53%対47%、シュート数で15本対8本、パス成功本数で430本対284本、チーム全体のパフォーマンス・スコア(オプタ社による攻撃、守備、ポゼッションでの評価)でも130対122とサウサンプトンがユナイテッドを上回っていた。
特に前半はより顕著で、パフォーマンス・スコアではサウサンプトンが212点、ユナイテッドは-40点と大きな差が開いていた。
その前半のみの出場に終わった香川真司は、ハル戦に続いてボランチの位置で起用された。しかし、その前節に続いて低調なパフォーマンスだったと言えるだろう。
パフォーマンス・スコアでは-13点という評価で、スカイ・スポーツの採点では両チーム単独最低の4点。ファン投票では、スモーリングとフレッチャーの4.1点に次ぐ低評価の4.8点だった。
そして、後半スタートから“本職”のマイケル・キャリックに代わると中盤が安定。後半のパフォーマンス・スコアではサウサンプトンが-82点と大幅に落とし、ユナイテッドは162点と大きく向上させた。