下位3チームのオッズはいずれも低評価。順位変わらぬ可能性大
全てアウェイゲームであること、そして10位以内の上位チームとの対戦であることを考えてみると、下位3チームがこのままの順位で今シーズンを終える可能性は極めて高い。それはブックメーカー tipico のオッズにも現れている。
マインツ×HSV
(【1】:1.85倍 【2】:3.8倍 【3】:4.0倍)
シャルケ×ニュルンベルク
(【1】:1.3倍 【2】:6.0倍 【3】:9.0倍)
ホッフェンハイム×ブラウンシュヴァイク
(【1】:1.75倍 【2】:4.2倍 【3】:4.2倍)
(【1】=ホームチームの勝ち、【2】=ドロー、【3】=アウェイチームの勝ち)
こうして単純に数字を眺めれば、3チームともに分が悪いのは明らかである。しかし本当に波乱は何もないのだろうか。ここで言う波乱とはつまり、HSV以外の2チームが16位に滑り込むことである。
オッズを見た後で、ニュルンベルクの勝利に賭けることは文字通りの博打と言える。
ニュルンベルクは3試合を残して指揮官フェルベークを解任、U-23を率いていたプリンツェンを暫定監督に据えるという劇薬を投じるが、虚しく効果は上がっていない。マインツ、ハノーファーを相手に2連敗を喫した。清武もどこか調子を落としており、最終戦での奮起は必須と言える。
シャルケはここ3試合を1勝2敗としているとは言え、来季CLへのストレート・インを確定させようとモチベーションは高い。大黒柱フンテラールも好調を維持しており、無失点で切り抜けるのは至難の技と言えそうだ。
得点ランク3位のドリミッチがそれ以上に爆発を見せれば、といったところだが、このカードは概ねオッズ通りとして差し支えないだろう。
とするとまだ可能性のあるのはブラウンシュヴァイクだ。このところ目下4連敗中と全く良いところのないブラウンシュヴァイクだが、昨年12月21日に当のホッフェンハイムをホームに迎えた試合では、1-0のスコアで勝利を収めている。