最後のアウェー戦に仮装して足を運ぶという伝統

　ハートリプールは毎シーズン、最後のアウェー戦に仮装して足を運ぶという伝統を貫いており、昨季はペンギン、2季前はベルギーアニメのスマーフ、3季前は映画『チャーリーとチョコレート工場』のウンパ・ルンパのコスチュームを身にまとった。

　そして今回、同リーグ最北端に本拠地を構えるハートリプールのファンたちは、全身青のコスチュームに黄色のタスキとベルトというサンダーバード2号を操縦士バージル・トレイシーに変装。シーズン最後のアウェー戦にしてプロリーグ最南端のプリマスへ往復1000キロ以上の道のりを旅した。

　120人のファンが金曜日の夜行バスで現地へと向かったが、一部のファンは金曜5時に仕事を終えてすぐに電車に飛び乗りロンドンへ向かい、ロンドンからは寝台列車に乗ってプリマスまで片道12時間を旅したという。

　試合結果は1-1の引き分けに終わったが、同ファンたちは道中、「秘密組織の国際救助隊」としてヒーロー気分を満喫したに違いない。

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