いつでもどこでも心はアルビレックス
――細田さんはお車もアルビカラーだとか。
細田 白の車体にオレンジのラインとエンブレムを。
八木 自家用車なのにクラブの車みたいなんですよ。
細田 エスパルスのオレンジと間違えられると困るので、色番号を確認したうえで塗装をお願いしました。
広報担当の女性 私が新入社員で研修を受けたとき、細田さんが自己紹介でおっしゃったんです。「えーっ、アル中の細田です」と。もうびっくりしちゃって。すごいカミングアウトをされるんだなと。
八木 お酒のほうと誤解されるよね(笑)
細田 朝礼のネタもいつもアルビのことを話しますね。なるべくひとりでもビッグスワンに来てもらいたくて。「またそうやって、アルビに引き込んでる」みたいなことをよく人から言われます。
――道理で、亀田のアルビ狂と名が轟くわけです。
細田 いえ、ふつうのサポーターです。
全員 全然、ふつうじゃない(爆笑)
――細田さんの持参してくださったユニフォーム、背中に入っているコレは……。
細田 「MAGARI SENBEI」。その年は「亀田のまがりせんべい」の工場を担当していたものですから。「HAPPY TURN」と入れた年もあります。
――斬新ですね。会社の商品名とは。ぱっと見、外国人選手の名前みたい。
細田 ちょっと地味な商品なんですけど、おいしいんですよ。小さなお子さんから年配の方まで召し上がっていただけます。おしょうゆ味でこれだけ柔らかいおせんべいは他社にありませんので、はい。
――これはバッチリ書いとかないと。
細田 曲がっているところが商品のコンセプトで、特別な製法を使用しているんです。おかげさまで人気商品のひとつになっています。
――おっと、ここは亀田製菓の社員のお顔ですね。
細田 ええ、少しは仕事のことも(笑)
――さておき、今年のユニフォームに入れるネームが気になるところです。
細田 今年は商品名をちょっとお休みしました。やはり、アルビの良さはみんながひとつになっているところだと思うんです。一昨年、ギリギリで残留したのも、昨年の躍進も、みんながひとつになれたからこそ。
八木 大勢のサポーターで選手バスを出迎えたりね。
細田 そう。だから、今年は「We are ONE」と入れることにしました。