サポーターの一体感にハートを射抜かれた
亀田製菓とアルビレックス新潟の関係を知りたいと広報部に打診したところ、「社内で有名なアルビサポーターがいるんですよ」と紹介された。品質保証部の細田広子さん。
細田さんは「ひとりでは心細い」とのことで、サポ仲間である総務部の八木哲人さんの助けを借り、お話をうかがった。応援するクラブを二重の意味で支えるおふたりのサッカーライフとはどのようなものだろうか。
――本日はお忙しいところありがとうございます。まず、アルビレックスのサポーター歴から教えてください。
細田 02年くらいから応援し始めて、03年にはどっぷりはまってしまいました。04年、J1に上がってからはアウェーの試合にも行くように。いまはもう生活の一部ですね。
八木 私は01年かな。あの頃はまだ(新潟市)陸上競技場でも試合をやっていましたね。
細田 八木さんのほうがアルビの先輩なんです。
八木 ただ、私は子どもが大きくなって何かと入り用になったとき、一度離れているので。
細田 絶対にそういう時期が来るんですよ。私もそうだったもの。いまはもう手が離れたので、こうして見ていられるんですけど。
八木 最初のうちはね、1-0とかなかなか点の入らないスポーツのどこが面白いんだって思っていたんですが、サッカーにのめり込むと1点の瞬間で90分が吹っ飛んじゃう。
細田 もう誰かれ構わずハイタッチ!
八木 盛り上がりすぎて、一緒に来た息子とはぐれてしまい、迷子案内所で泣いているのを迎えに行ったことも。
細田 私もサッカーは全然わからなかったんですが、サポーターがすごくって。あの一体感に惹かれて、どんどんアルビが好きになっていったんです。
八木 アルビレックスを観に行ったおかげで、子どもたちはふたりともサッカーを始めて、生活パターンもサッカーが中心に。自分にとってアルビは人生を変えたチームですね。