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「ファンが切望する復活の希望」。現地記者がマンUの若手トリオを絶賛。ギグスの起用法にも賛辞

ハルとのホーム最終戦を白星が飾ったマンチェスター・ユナイテッド。ギグスにとって最後のオールド・トラッフォードでの試合だったが、最も注目を集めたのは3人の若手選手。プレーは現地で称賛され、大胆に起用したギグス監督も高い評価を得た。

text by 藤井重隆 By Shigetaka Fujii photo by Asuka Kudo / Football Channel

「勝てない時もあるが、それでも全力を尽くす」

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ライアン・ギグス監督【写真:工藤明日香 / フットボールチャンネル】

 マンチェスター・ユナイテッドは6日、プレミアリーグ第37節でハルとホームで対戦し、3-1で破った。香川は2試合ぶりに先発した。

 ギグス新体制での3試合目には、若手新人選手、U-19イングランド代表FWジェームズ・ウィルソン(18)とU-21ウェールズ代表FWトム・ローレンス(20)が先発デビューを果たした。

 ユナイテッドは4-2-3-1にシステムで、1トップにウィルソン、2列目左からローレンス、フェライニ、ヤヌザイが並び、3列目の守備的MFの位置に香川とキャリックが入った。

 監督兼選手として同試合で通算963試合目の出場を果たしたライアン・ギグスは試合直後にピッチに立ち、ファンを前にして涙を浮かべながら次のように語った。

「今季のチームを支えてきた全ての選手、スタッフに感謝したい。特に今年クラブを去るネマニャ・ビディッチにも感謝したい。彼には今後の成功を祈る我々の祝福の言葉と共に去ってもらいたい。

 我々は今季が辛いシーズンだったことを自覚しているし、我々は過去の成功に甘やかされていた。だが、ファンからの応援は決して変わることはなかった。ファンはチームやスタッフを応援し続けてくれた。我々は今後数年の間に再び成功を築くだろう。

 ファンには今後も我々を応援し続けてほしい。今日は将来のチームを少し垣間見たと思うし、これがこのクラブの伝統だ。我々は常に前に進み続けるし、若手にチャンスを与える。我々は魅力的なフットボールをしようと努力する。

 我々は勝てない時もあるが、それでも全力を尽くす。だから応援し続けてくれれば、再び好調を取り戻せるだろう」

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