圧倒的な強さを見せたマーヴィー体制2年目のロア
その歓喜の輪の中心にいたのが、マイク・マーヴィー監督。
現オーストラリア代表監督のアンジ・ポスタコグルーに率いられファイナル2連覇を達成(10-11、11-12シーズン)したが、昨季は一転無冠に終わっていたロアが再び王座に返り咲けたのは、昨季途中に就任した若くエネルギッシュなマーヴィーの手腕に負うところが大きい。
シーズン途中で解任されたラド・ヴィドシッチの後任に指名された当初は、その実績を不安視する声も聞かれたマーヴィーだが、見事に短期間でのチームの立て直しに成功。5位でレギュラーシーズンを終え、ファイナル・シリーズではセミ・ファイナルまで勝ち上がった。
迎えた今季、マーヴィー体制2年目のロアは圧倒的な強さを見せる。リーグ最高と称される中盤の構成力で他を圧倒、第7節に首位に立つと、そこから一度も首位の座を譲らぬ独走。
2位のWSWに勝ち点差10を付けて堂々のシーズン優勝を果たした。その勢いでファイナル・シリーズも制したロアは、レギュラーシーズン優勝とファイナル王者の2冠を達成して、早くも来季のACL参戦を決めた。