「出血したけどプレーできると思っていた」
昨季3部最下位で4部へと降格したボセコップとは対照的に、優勝して2部昇格を果たしたアルタ。キックオフ直前に両チームの握手を終えて各ポジションに散らばる際、珍事は起こった。
アルタのDFマティアス・アベルセンが前を走る同僚のMFマルティン・マティセンの肩を使ってヘディングの動作をしようとした時、マティセンも同じくヘディングの動作をしたためタイミングがずれ、アベルセンの前歯がマティセンの後頭部に直撃。マティセンがピッチに倒れ込んだ。
マティセンはセンターサークルでチームドクターから応急処置を受けたが、出血が止まらなかったため、交替を強いられ治療室へと運ばれて6針を縫った。
試合後、マティセンは「出血したけどプレーできると思っていた。でもプレーさせてもらえず、治療室に行かなければならなかった」と話している。
アルタは開始5分に失点を許したが、後半途中からアベルセンの1点を含む4ゴールを決め、4-1で逆転勝利を収めた。
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