痛恨の“凡ミス”を犯したジェラード。残り2試合で汚名返上なるか
クリスタル・パレスのホーム、セルハースト・パークに乗り込むリヴァプールの一戦は、マンデー・ナイトの単独開催ということも重なって大きな注目を集める試合となる。
何より、37節最後の試合ということもあって、ライバルの結果を知った上で臨めることはメンタルの面で多少のアドバンテージにはなる。「勝つしかない」もしくは「勝てば一歩リード」という状況が分かっていれば試合に集中しやすくなるはずだ。
そして、前節チェルシーとの天王山で痛恨の敗戦を喫したリヴァプールだが、引きずってなどいられない。
パレスは前節でシティに敗れたものの、3月29日のチェルシー戦を皮切りに4連勝で一気に降格圏を脱出した勢いのあるチーム。それでもしっかりと頭を切り替えて、これまで実践してきた繋ぐスタイルを信じることが必要だ。
チェルシー戦では出場停止中のジョーダン・ヘンダーソンの不在が悔やまれる結果となった。ジョー・アレンとルーカスは守備力やパス精度には優れているが、ヘンダーソンのように中盤から前線に顔を出し相手ディフェンスを乱すプレーはなかった。そのために攻撃が単調になったことも敗因と言えるだろう。
ヘンダーソンの今シーズンは既に終了しているため、パレス戦も最終節のニューカッスル戦も不在となる。しかし、ダニエル・スタリッジが先発に復帰すればフェリペ・コウチーニョを中盤に回せるため、チェルシー戦では影を潜めた厚みのある攻撃が戻ってくるはずだ。
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