戦術批判? のアザール。ノリッジに勝てなければチーム崩壊も
ノリッジをホーム、スタンフォード・ブリッジに迎えるチェルシーは、4月30日のCLベスト4でアトレティコ・マドリーに同地で1-3と完敗。精神的なダメージと中3日での疲労がチームに重くのしかかってくるはず。
さらに、この試合で負傷から復帰してフル出場したエデン・アザールは試合後、フランスのbeIN SPORTSに対して「チェルシーはフットボールをプレーするように構築されていない。チェルシーはカウンター・アタックによって構築されているんだ」と、語った。
この発言の真意は定かではないが、“戦術批判”とも取られかねない迂闊な発言だったことは間違いないだろう。
実際、このフランメディアからの情報を伝えたイギリスの複数のメディアは、“Eden Hazard became the latest critic of Jose Mourinho’s tactical methods”(エデン・アザールは、ジョゼ・モウリーニョの戦術メゾットに対して批評する最新の評論家となった)と書き立てている。
本人としては批判的な意味ではなかったとしても、このような発言に対してモウリーニョ監督が人一倍気を悪くする可能性は予想出来たはずだ。ここまで素晴らしいシーズンを送ってきただけに、最後の最後でチームから孤立するような事態は避けたい。
ただ、対するノリッジは5連敗中とどん底にあるチーム。ウィリアムヒル社の降格予想オッズでは、最下位カーディフの1.06倍に肉薄する1.08倍でブービー。
4月6日にクリス・ヒュートン監督を解任し、ニール・アダムス監督をユースから昇格させるも、最終4戦がリヴァプール、ユナイテッド、チェルシー、アーセナルとビッグクラブばかりとあって降格は確実視されている。
そんなノリッジをホームに迎えての一戦では、いくらダメージの多いチェルシーであってもマスト・ウィンだ。万が一引き分けるようなことがあれば、チェルシーの今シーズンはチーム崩壊の危険性を孕みながら終わりを告げることになるだろう。