モチベーションが高いのはインテルか
というわけで現在、セードルフはダービーでフォーメーションを変えてくるのではと地元紙は推測している。練習は非公開だが、2日は「戦術練習の時間を長めに取った」という。これが意味するものは何か。
4-2-3-1のシステム、および本田の右サイド起用ともに破棄され、日本人ダービーは成立しなくなるのだろうか。頑固なところのあるセードルフが簡単に意思を曲げるとも思えないのだが…。
一方インテルは、ダービーに向けて着々とモチベーションを高めているような印象を外からは受ける。先ほどのエルナネスは「僕のキャリアにとっては大事な試合になる」と堂々宣言。2日には、経営権をエリック・トヒルに譲渡したマッシモ・モラッティ名誉会長が、ピネティーナを訪れて選手やスタッフを激励していた。
そして今週ミラノを訪れ、資金確保には重要な存在となる大型マーケティング企業との契約を取り付け、株主総会の取りまとめなど精力的に動いたトヒル会長は「EL出場権を確実にし、ヨーロッパに打って出るためにもこの試合は必ず勝ちたい」とチームにハッパをかけている。ミランに対して勝ち点6差をつけているはずの彼らの方に、より強い勝利への意欲があるようにも端からは感じられる。
もっとも、下馬評で不利と呼ばれるチームが勝ってしまうのもダービーだ。果たして今回はどうなるか。そして本田vs長友の日本人ダービーは実現するのか。
【了】
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