“冬のチャンピオン”獲得。セリエB昇格に期待高まる
もっとも、中長期的なビジョンもさることながら、やはり世間はペルージャがセリエBに昇格することが可能か否かに注目する。
今季首位で前半戦を折り返し、優勝の指標とされる“冬のチャンピオン”をゲット。「目指すのはトータルな意味での成長だが、勿論そのためには、上を目指して闘うという意識の高さが必要。そしてそれは、クラブ関係者全員が意識している」とサンタパードレ会長は言う。
さらにエウゼーピも「絶対に優勝しないといけない。この勝負の一年、僕自身も最低15ゴールは取りたい」と気合いを込めて語った。
そこから先は未知の領域。レーガプロ1からセリエBに昇格するだけでも、「収入増などで経営プランの大幅な修正が必要となる(ルカリーニGM)」というのだ。
セリエA復帰はいつになるかわからないが、その時はガウッチ時代とひと味異なる、健全経営のクラブとして戻ってくることだけは確かだろう。
過酷な3部の雌伏を経て、ペルージャはようやく飛躍の時を迎えようとしている。
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