“精神的支柱”ガビが出場停止。攻撃陣の奮起に期待
アトレティコ・マドリーのホーム、ビセンテ・カルデロンで行われた1stレグは0-0の引き分け。過去のデータを見てみると、初戦ホームチームの勝ち抜け率は8勝18敗で30.8%と不利。やはりホームでのスコアレスドローは悔やまれる。
ウィリアムヒル社のオッズでもチェルシーに2.3倍、ドローに3.1倍、アトレティコに3.3倍とわずかにチェルシー有利の配当となった。
さらに、アトレティコは主将のガビが累積警告によって出場停止。ここまでリーガで33試合に出場し、チャンピオンズリーグでは全11試合でフル出場してきた“精神的支柱”だけに、ガビ不在は大きな痛手だろう。
今シーズンのチャンピオンズリーグでは未だ無敗を維持しているものの、リーグ戦ではホーム戦の15勝3分け0敗(48得点9失点)に対してアウェー戦では13勝1分け3敗(27得点13失点)と、わずかながらアウェーでは難しい戦いを強いられている。
27日に行われたバレンシアとのアウェー戦では1-0で勝利したものの、終了間際にフアンフランが退場するなど苦戦。1点を守り切る展開では選手の疲労もより蓄積さている可能性も高く、中3日でのロンドン遠征はコンディション管理が鍵を握る。
PK戦を回避して勝ち抜けるためには、確実に1点が必要となる、しかし、アウェーゴール奪ってしまえばドローでも決勝進出が可能なため、先制点を取ることが重要となるだろう。
ジエゴ・コスタやダビド・ビジャ、ラウール・ガルシアといったポイントゲッターの好パフォーマンスに期待したい。