「一喜一憂はたまらないものです」

　29日に行われたJ1第10節・ヴァンフォーレ甲府戦。後半28分に生まれた橋内優也のゴールを最後まで守り切り、1-0で勝利。この試合に敗れると開幕10連敗でJ1ワースト記録を更新してしまうところだったが、連敗を9で止めてようやく初勝利を掴んだ。

　そして、徳島ファンとして知られるこの人も喜んでいる。大杉漣さんだ。4月29日付けの自身のブログで、小瀬まで観戦に訪れたことを綴っている。

「漣便り」と題された記事の中で、

「昨年12日8日にJ1昇格が決定し
以後厳しき道を歩む徳島ヴォルティス
今日小瀬のスタジアムで観戦しJ1初勝利を味わうことが出来ました」

　と、喜びを表現した大杉さん。クラブの歴史的瞬間を現地で目撃できたことに満足そうだ。

　チームは今後も苦戦が予想されるが、

「勝負の厳しさから逃れることは出来ませんが
その一喜一憂はたまらないものです」

　と、試合の中で様々な感情が湧き上がってくることに楽しさを見出していた。

　ようやく掴んだ初勝利。これを浮上のきっかけとできるか、徳島の今後に注目だ。

【了】

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