自信をみなぎらせるペップ
今シーズンのアウェイのドルトムント戦、ボルシアMG戦で見られたような、ミュラーがサイド深くに進入し相手のディフェンスラインを押し下げ、DF陣とボランチ陣の間にできたスペースをゲッツェが突く、といったような戦い方をバイエルンはマドリーを相手にまだ仕掛けていない。
方法はそれに留まらず、夢幻のポジションチェンジも、ギアを上げて加速していくのだろう。
第1戦の後にKicker誌にて行われたインタビューにて、カール・ハインツ・ルンメニゲ代表取締役は「ペップ・グアルディオラは鍵を見つけるだろう。私は指揮官と選手たちに全幅の信頼を寄せている」としているが、果たしてペップは第2戦を攻略する上でのカギ=戦略を既に見つけているのだろうか。
リベリーが1ゴールを上げ、調子を取り戻したブレーメン戦のあとでペップは言う。SportBild電子版が伝える。
「後半戦、我々はより良かった。マドリー戦に向けて良い雰囲気だ。フランク(・リベリー)はより良くプレーした。私はフランクについておよそ心配していない。彼は火曜日には抜群のプレーをするであろうと確信している。そして我々は決勝へと到達する」
28日付のKicker誌が「決勝戦の決勝戦」としたように、それはあくまで決勝への前哨戦なのかもしれない。いつものようにゴールを重ね、いつものように勝利する。そして欧州の頂きにまた一歩近づいていく。
ドイツ国内の論調からは、そんなペップ・バイエルンの姿が垣間見えるのである。
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