クロップはバイエルンの勝利を予想
ペップ・バイエルンがいよいよ決戦を迎える。
2014年4月23日に行われた欧州チャンピオンズリーグ準決勝、第1戦、サンチャゴ・ベルナベウでのアウェイを0-1のスコアで落とすこととなったバイエルン・ミュンヘンだが、ドイツ国内に悲観的なムードはない。
その翌日の4月24日付のKicker誌は、「希望はまだある」として赤い見出しを打った。「FCバイエルンはディフェンス陣に多くの過ちを許す格好となった」としながら、「それでも0-1のスコアでは決勝に向けてなおミュンヘンのチームにはあらゆるチャンスがある」とする。
「僕たちはカウンターを食い止めることができなかった。レアルはトップチームのひとつだけど、第2戦で僕たちはひっくり返すことができる。まだ全てが可能だ」という主将フィリップ・ラームのコメントを掲載する。
そして「『レアル・マドリーはミュンヘンにていまだかつて勝利を収めたことがない』ということがグアルディオラのチームを勇気づける」として記事を結んでいる。
4月28日付のBild誌ではボルシア・ドルトムントの指揮官ユルゲン・クロップが、マドリーとの一戦を控えるバイエルンについてコメントを寄せている。
「言うまでもなく私はバイエルンのこの試合での成功を祈っている」と敵に塩を送りながら、「2ゴールの差でのレアルに対する勝利でバイエルンは再びチャンピオンズリーグのファイナルの舞台に立つ。その上で、(CLの)タイトルを防衛する最初のチームとなることができる」と単に準決勝だけでなく、決勝の行方にまで言及している。
クロップがドイツ国内で今シーズン唯一両チームと対戦し、勝利を収めている監督であることを考えれば、どこか説得力を感じさせる言葉ではある。