重要だったこの試合での勝ち点1
攻撃については52分に、直接的にではないが決定機を演出した。左サイド深くでボールを受けると、ヒールキックでやや内側にいたディダビへパスをする。ターンしながらボール受けたディダビは中央へとクロスを送る。カカウが飛び出すが、決め切れない。酒井高徳のちょっとした相手の意表を突くプレーが産み出したシーンだった。
おそらく「2」という数字が付いたのはこの場面があってのことだと思われる。かたや「4」という数字が付いたのは、降格を争うチーム状況と、ゲームの結果があってのことかもしれない。ハノーファーとシュトゥットガルトの一戦は、0-0のスコアレスドローに終わった。
両チームとも勝ち点1を分け合う形となったが、ハノーファーはこの結果を受けて1部残留を確定させた。勝ち点32となったシュトゥットガルトは16位ハンブルガーSVとの差が5となり、HSVが引き分け以下に終わるか、次戦のボルフスブルク戦で引き分ければその時点で残留は確実なものとなる。
いずれにせよ、2人の酒井のサイドバックとしての安定感が、残留の行方へと貢献したのは間違いない。
【了】
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