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マンU、ギグスは“正式監督”に相応しい人材か? ルーニーは太鼓判、現地識者も支持が多数

text by 藤井重隆 By Shigetaka Fujii photo by Kazhito Yamada / Kaz Photography

ホドル氏は懐疑的。「今のギグスは少し監督として未熟だと思う」

――グレン・ホドル解説者(元トッテナムMF/イングランド代表)

「ギグスは素晴らしいスタートを切った。彼には多大な重圧がのしかかっていただろうし、結局のところクラブは彼を正式監督に就任させない可能性が高いが、彼は短時間で正しいチーム作りをした。

 ニッキー・バット、ポール・スコールズを1軍コーチに招へいし、前体制からはフィル・ネビルをチームに残した。ベンチでの様子を見る限り、控室の雰囲気は良くなった感じがするし、監督のいない1軍スタッフのチームとでも言うべき素晴らしいチームだ。

 ギグスは常に勝利者であり続けた人間であり、この暫定監督として指揮する4試合は今後の彼の将来を左右するかもしれない。今回は正式監督になれないかもしれないが、他のクラブで経験を積めば、将来的にユナイテッドを指揮する素質は十分あると思う。

 ギグス、バット、スコールズ、フィル・ネビルは、ユナイテッドに長年在籍し続けてきた選手であり、クラブの内部事情に精通している。このまま4連勝を築き、いい形でシーズンを終えられれば、ファンは間違いなくギグスを後押しするだろう。

 だが一方で、クラブ幹部にとっては非常に大きな決断となる。次の監督は適格な人物である必要があるが、今のギグスは少し監督として未熟だと思う」

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