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マンU、ギグスは“正式監督”に相応しい人材か? ルーニーは太鼓判、現地識者も支持が多数

text by 藤井重隆 By Shigetaka Fujii photo by Kazhito Yamada / Kaz Photography

「ギグスは僕らにとってチームを引き継ぐのに完璧な人間」

「モイーズだけでなく、選手たちも責任を負うべきだと思うし、僕らが実力以下のプレーを見せてきたのも確かだった。責任もそうだけど、僕らはもう次に進まなければならない。次の3試合で、この偉大なクラブが持つ本来の実力を見せるのが僕らの目標だ。

 10年間プレーしてきたギグスが監督になるのは変な感じだけど、彼はコーチの一員だったし、経験豊富な選手だったから、彼は監督になるべき人物だった。彼の初陣を勝利で飾れた事をうれしく思う。

 次の監督は上層部が決める事だけど、ギグスにも次期監督に慣れる素質は備わっていると思う。でもそれは上層部やギグス本人が決める事だから、誰にもわからない。

 ギグスは僕らにとってチームを引き継ぐのに完璧な人間だと思う。あと3試合だけど、結果を出せれば上層部も次の監督の有力候補にギグスも入れると思う。彼を『ボス』と呼ぶには時間がかかると思うけど、時が来たらそう呼ぶだろう」

――MFファン・マタ

「前回との違いは、僕らが4点を決め、無失点に抑えたこと。前半はプレーが少し遅く、厳しい試合をしていたけど、後半はユナイテッドがホームで見せるべき実力を見せられたと思う。後半は得点への意識、サポートの意識、相手陣内でプレーする意識が改善された。

 前体制でも僕らは全力を尽くしていたけど、プレーするのが難しかったり、勝てない時もあった。今日も前半は苦しんでいたし、守るノリッチに対して僕らは好機を作るための十分なスペースを見つけられなかった。僕らは不調な時も好調な時も常に一緒だし、今のチームの目標はシーズン残りの3試合を勝つ事だ。

 ギグスの下でプレーするのは楽しい。僕が子供の頃から彼はユナイテッドでプレーしていたし、彼は生涯をこのクラブに捧げている。選手みんなが彼との仕事を楽しんでいるけど、次期監督の決断は僕らが決める事ではないから、僕らはただ残りの3試合を楽しむだけだ」

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