「問題がデイビッド・モイーズだけではなかったことを表していた」
26日に行われたプレミアリーグ第35節で、マンチェスター・ユナイテッドはホームでノリッチに4-0で快勝した。香川は公式戦8戦連続の出場となり、4-4-2の左MFで先発し、後半20分までプレーした。
香川/ユナイテッドの現地評は以下の通り――。
スカイスポーツ(テレビ局)=7点(及第点):(相手に)問題を与えた。
チームスタッツ:マンチェスターU-ノリッチ
シュート数:25-9
ボール支配率:61%-39%
パス数:640-390
マンオブザマッチ=ルーニー
「ユナイテッドとギグスは4連勝でシーズンを締めくくれるか?」と残り少ないプレミアリーグで王者として意地を見せられるかどうか、期待を込めた寸評だった。
ユーロスポーツ(テレビ局)=6点(平均点)
マンオブザマッチ=マタ
「ユナイテッドのパフォーマンスが意味したのは、問題がデイビッド・モイーズだけではなかったことを表していた。自信を付けた反面、攻撃はたびたび停滞し、中盤はやはり人員不足だった。
戦術的にはこれまで実力以下だったチームによる基本的な取り組み方だった。モイーズではなく、アレックス・ファーガソンとグレイザー家こそが、今季不振の責任を背負うに値する」
ユーロスポーツの寸評は、今季のユナイテッドの問題がモイーズの手腕だけではないことを示唆している。人材不足はファーガソン体制から起こっていたことであり、それが今季顕在化した。この寸評はユナイテッドの負の遺産はファーガソンとオーナーによるものとして批判していると言える。
【次ページ】「香川はサイドが少し上手くなった」