アウェイに乗り込んだ鹿島の若手が躍動
前節、前々節に喫した2連敗で順位を落とした鹿島。特に前節の神戸戦は2度のリードを奪いながら2-3で逆転負けと鹿島らしくない戦いだった。試合後、センターバックの昌子源は「去年広島の優勝を見たのと、今回が一番悔しい」と話した。
鹿島といえば、したたかに勝ち点3を積み重ねていく強さがある。しかし接戦を勝ちきれない所には、まだ発展途上という若さが見られる。
だがこの日、アウェイに乗り込んでの広島戦ではその若手たちが躍動した。同時に、頼りになるベテランたちも安定したプレーで存在感を発揮した。
10分に20歳のカイオが、19分には21歳の土居聖真が決めて2点のリードを奪った鹿島。ちなみに2点目の場面でアシストしたのは、21歳の柴崎岳だった。
活き活きと攻撃陣が躍動する中、ディフェンスラインにはJ1初出場となる19歳の植田直通が入り、21歳の昌子源とセンターバックでコンビを組んだ。昌子と植田は、7分と27分にそれぞれイエローカードを受けている。広島の攻撃陣を自由にさせれば、失点の危険性は高くなる。恐れずにタイトなマークを続けられるかが懸念された。
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