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マンU前監督・ファーガソン氏の在籍26年を象徴する肖像画が完成。約60万円で販売へ

text by 藤井重隆 By Shigetaka Fujii photo by Kazhito Yamada / Kaz Photography

「ミュンヘンの悲劇以来チームを応援し続けている」

 サッカーファンではないということを明言しているライト氏は、ユナイテッドファンの父アンドリューの影響でファーガソン氏の肖像画を描くことを決意したという。

「1950年代からユナイテッドのファンになった私の父は、マンチェスター出身ではないけど、ミュンヘンの悲劇以来チームを応援し続けている。クリスマスにアレックス・ファーガソンの自伝をプレゼントした際、私はファーガソンが英国文化に多大な影響力をもたらしたと考え始めた。彼の顔は誰もが知っている」

 名前を使った肖像画を描くライト氏は、これまでにも元英首相のトニー・ブレア氏をイラク戦争で戦死した軍人の名前で描いたほか、2011年に他界した英人気歌手エイミー・ワインハウスを同歌手の書いた歌詞で描いた。

 なお、縦75×横54センチのファーガソン氏の肖像画には日本代表MF香川真司の名前も描かれており、ロンドンのウルフギャラリーで公開された後、3500ポンド(約60万円)前後で売りに出されるという。オンラインでは印刷版が限定100枚、1枚350ポンド(約6万円)で売られている。

【了】

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