クラブ&スタジアムの規模で上回るマドリー
1-0という結果だけを見ればレアル・マドリーが優位に立った格好だが、CBペペの負傷交代に象徴されるように、マドリーはバイエルン・ミュンヘンを相手に限界を露呈したと取れなくもない。
かたや持てるチカラはまだ残されているとするペップの発言…。果たして最終結果はどうなるのか。欧州チャンピオンズリーグ(CL)準決勝マドリー対バイエルンは1stレグを終え、2ndレグに向けて興味はいくらでも尽きることがない。
その当日に発売された2014 年4月23日付のSportBild誌には、「REAL vs. BAYERN」という、今欧州CL準決勝の舞台で死闘を繰り広げる両チームに関するデータが記載されている。少し覗いてみよう。
まず掲載されているのは、両クラブの規模に関するいくつかの項目である。
マドリー | バイエルン
クラブ会員数:約90,000 | 223,985
12/13シーズン収益※:518.9 | 431.2
所属選手総額※:571.40 | 534.65
スター選手※:C.ロナウド(100) | M.ゲッツェ(55)
Facebook友達数:57,355,865 | 14,492,505
(※単位:ミリオンユーロ)
どの数字をとってもマドリーがバイエルンを上回っている。クラブ会員数はバイエルンが上回っているが、スペインのソシオとドイツのフェラインはそもそも仕組みが異なるので単純比較は難しいだろう。
これらはクラブの規模が伝わる数字だが、ドイツ国内においては絶対的な存在であるバイエルンであっても、やはり白い巨人には及ばない。Facebookの友達数(いいね!)に至っては、マドリーはスペイン国内の人口約4700万人を優に上回っている。世界的に人気のあるクラブであることが伺える。
続いてホーム・スタジアムの比較。こちらはざっくりと座席数が記載されている。マドリーのホームであるサンチャゴ・ベルナベウは80354席、バイエルンのホームであるアリアンツ・アレナは71000席となっている。
座席数の多少がそのままスタジアム力の差に繋がるとは限らないが、単純に規模で考えればマドリーが優位に立つ。