フォルラン加入で動員数アップも、ピッチでの結果にはつながらず
2014年シーズンの8試合で、Jリーグは明らかにディエゴ・フォルランの恩恵を受けている。セレッソ大阪は、ここまで21万4000人ものファンをスタジアムに動員している(平均では約2万7000人)。
昨シーズンのこの段階では、彼らはわずかに10万3000人のサポーターしか動員していなかったことを考えると、倍以上の数字を記録している(平均では1万3000人をわずかに下回る)。
チケットの販売は、ウルグアイ人スターに対して給料の一部として還元される(セレッソのホーム戦ではライバルクラブの財源も高めている)ものの、ピッチ上で結果を出すまでには時間がかかった。
しかし、ガンバ大阪との大阪ダービーで決めた2つの切れ味鋭いゴールと、鹿島アントラーズに対するゴールは、彼がネットを揺らす能力を失っていなかったことを証明した。
そして、594分で3ゴールという結果は特別悪い結果ではないものの、チームへのオールラウンドな貢献と、特に柿谷曜一朗とのコンビネーションプレイの質(またはその欠如)は懸念されている。
FC東京に2-0で敗れた週末の試合の後(公式戦6戦未勝利となり、彼は18分を残して交代された)、フォルランのムードは明らかに最高ではなく、メディアに話すことを拒否した。
そして、ランコ・ポポヴィッチ監督は、彼の花形プレイヤーを守るために迅速な対応を取った。
「ディエゴは少し遅くチームに加わった。そして、彼は半年前と比べてこの1.5ヵ月でより多くの試合に出場した。人々はそれを忘れてはいけない」と、セルビア人指揮官はミックスゾーンで話した。
「彼は皆と同じように時間を必要としている。彼には日本の全てに適応する時間が必要だ。実際は日々上手くやっていると思う。彼が機械ではなく、人間であることはあなたもよく知っているはずだ」