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Jリーグ 11年前

絶不調、セレッソのエース・柿谷曜一朗が苦しむ重圧。解放の鍵を握るフォルランの経験

フォルランの加入によって動員数は大幅にアップしたC大阪。しかし、そのフォルランも未だ本調子とは言えず、柿谷は絶不調。優勝候補に挙げられたシーズン前の予想やW杯出場への重圧に苦しむ若きエースは、ウルグアイ代表FWの手助けを必要としている。

text by ショーン・キャロル photo by Kazhito Yamada / Kaz Photography

フォルラン加入で動員数アップも、ピッチでの結果にはつながらず

 2014年シーズンの8試合で、Jリーグは明らかにディエゴ・フォルランの恩恵を受けている。セレッソ大阪は、ここまで21万4000人ものファンをスタジアムに動員している(平均では約2万7000人)。

 昨シーズンのこの段階では、彼らはわずかに10万3000人のサポーターしか動員していなかったことを考えると、倍以上の数字を記録している(平均では1万3000人をわずかに下回る)。

 チケットの販売は、ウルグアイ人スターに対して給料の一部として還元される(セレッソのホーム戦ではライバルクラブの財源も高めている)ものの、ピッチ上で結果を出すまでには時間がかかった。

 しかし、ガンバ大阪との大阪ダービーで決めた2つの切れ味鋭いゴールと、鹿島アントラーズに対するゴールは、彼がネットを揺らす能力を失っていなかったことを証明した。

 そして、594分で3ゴールという結果は特別悪い結果ではないものの、チームへのオールラウンドな貢献と、特に柿谷曜一朗とのコンビネーションプレイの質(またはその欠如)は懸念されている。

 FC東京に2-0で敗れた週末の試合の後(公式戦6戦未勝利となり、彼は18分を残して交代された)、フォルランのムードは明らかに最高ではなく、メディアに話すことを拒否した。

 そして、ランコ・ポポヴィッチ監督は、彼の花形プレイヤーを守るために迅速な対応を取った。

「ディエゴは少し遅くチームに加わった。そして、彼は半年前と比べてこの1.5ヵ月でより多くの試合に出場した。人々はそれを忘れてはいけない」と、セルビア人指揮官はミックスゾーンで話した。

「彼は皆と同じように時間を必要としている。彼には日本の全てに適応する時間が必要だ。実際は日々上手くやっていると思う。彼が機械ではなく、人間であることはあなたもよく知っているはずだ」

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