天敵バイエルン&グアルディオラ。二つの宿敵を同時に迎えるマドリー
23日に行われるチャンピオンズリーグ(CL)ベスト4の1stレグでは、レアル・マドリーがホームのサンティアゴ・ベルナベウに王者バイエルン・ミュンヘンを迎える。
ウィリアムヒル社のオッズを見てみると、ホームのマドリーに2.4倍、ドローに3.25倍、バイエルンに3倍と、わずかにマドリー有利の配当となっている。しかし、決勝進出チームを予想するオッズでは、マドリーの2.25倍に対してバイエルンは1.57倍と、バイエルン有利を示している。(オッズは変動する可能性あり)
これまで多くの激闘を繰り広げてきた両者の過去の対戦は、計20試合でバイエルンが11勝2分け7敗とわずかにリード。ノックアウトラウンドでの対戦成績でも5勝4敗とバイエルンが一歩リードしている。
記憶に新しいところでは、11-12シーズンのベスト4だ。1stレグはホームのバイエルンが2-1で制し、2ndレグはマドリーが2-1でリード。合計3-3でPK戦へ突入し、最終的にはシュバインシュタイガーのキックでバイエルンが勝ち上がっている。
ベルナベウでの対戦ではマドリーが7勝1分け2敗と勝ち越し。つまり、マドリーは過去バイエルンとのアウェーゲームでは1分け9敗と勝利を挙げたことが無いのだ。これは1stレグのホーム戦がいかに重要かを物語っている。
さらに今回の対戦は、マドリー対ペップ・グアルディオラという点にも注目が集まるだろう。08-09シーズンにバルセロナの監督に就任して以降、15試合で対戦して9勝4分け2敗と圧勝。得失点でも33得点15失点と倍以上の差を付けている。
しかもベルナベウでの対戦では5勝2分けで無敗。マドリーではメディアもファンも敵に回したとは言え“ホームで無敵”という印象もあるジョゼ・モウリーニョ監督でさえも1度も勝つことは出来なかった。