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マンU不振、モイーズだけの責任か? 賛否両論の監督解任だが、現地識者が声を揃える“選手の裏切り”

text by 藤井重隆 By Shigetaka Fujii photo by Kazhito Yamada / Kaz Photography

「3~6年契約を与え、10ヵ月で解任するような考えは異質」

マンU不振、モイーズだけの責任か? 賛否両論の監督解任だが、現地識者が声を揃える“選手の裏切り”
デイビッド・モイーズ監督【写真:Kazhito Yamada / Kaz Photography】

――ガリー・ネビル氏(スカイスポーツ解説者/元ユナイテッド主将/元イングランド代表DF)

「モイーズの解任は気に入らないし、クラブはあのように監督を解任すべきでない。だが、それが現代サッカー界であり、そのように対処されているが、私は伝統を重んじる人間であり、私としては、もっと上手い対応ができたはずだったと思う。

 プロとして、監督たちは時間を与えられるべきだと思うし、彼らには仕事を全うさせるべきだと思う。3~6年契約を与え、10ヵ月で解任するような考えは異質だ。だが、彼らのプレーと結果が酷かったのは確かであり、ファンとして私も見るに見かねた。

 モイーズ自身も同じ思いだっただろうし、他のファンもみな同じ気持ちだったと思う。選手たちは大きな責任を負わなければならない。私は現役時代の18年間で一度たりとも敗北を監督のせいにしたことはなかった。サッカーにおいての責任は常に選手にある」

――マイケル・オーウェン氏(BTスポーツ解説者/元ユナイテッド/元イングランド代表FW)

「オールド・トラッフォード内で大事件が起こったが、夏が迫り、多額の軍資金がある中、ユナイテッドはモイーズが100%適合者であると確信しなければならなかった。明らかに、ユナイテッドはモイーズに自信がなかった訳で、タイミングはまさに正しかった。大きな問題は次の監督探しだ」

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