豪州では依然として名将のアーノルド氏
その独占記事内でのアーノルドの発言に事実誤認があるという指摘も一部にはあるようだが、ここで彼の発言の真偽まで追求する気はない。監督、選手、クラブの間に発生した「コミュニケーション不全」が非常にネガティブな結果に繋がり、その打開策として、監督とクラブが袂を分かつしかなくなった。それが起こったことの全てと割り切って、お互いもう先に進むしかない。
アーノルドがオーストラリア有数の名将という豪州国内の評価は、今回の日本での蹉跌を経ても変わることはない。「ザ・ワールド・ゲーム」内でも、「豪州復帰なら、ぜひパース・グローリーへ」など、今季低迷したクラブのファンがアーノルドの監督就任を望むような書き込みも見られた。
最新の報道が「ニューカッスル・ジェッツ監督就任が確実」と伝えるように、アーノルドの再就職先はすぐに決まる気配濃厚。豪州有数の名将の捲土重来、いつの日かの海外での監督業への再挑戦を期待したい。
残念な報せが続いた4月も、間もなく終わる。気が付けばW杯の壮行試合となる南アフリカ戦(5月26日・シドニー)まで、1ヵ月余りと迫った。国内世論も「ほぼノーチャンスだが、チャレンジャー精神で」と諦め気味のW杯。
前述のアーノルドと公私ともに近しい存在で良きライバルとされるアンジ・ポスタコグルー豪州代表監督が、残された準備期間でサッカルーズの戦力の底上げを図れるか、その手腕に期待が集まる。
来月こそは、ここ豪州から、何か良い知らせをお届けできるように願いたいものだ。
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