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7年ぶりに44歳GKコーチの加藤竜二が現役復帰。GK不足はなぜ起きたのか?

text by 編集部

相次ぐ負傷者と緊急事態で復帰する加藤GK

 しかし12日のトレーニング中に畑が負傷。クラブが15日に発表した精密検査の結果によると、畑は右足関節外側靱帯損傷で受傷日より約4~6週間の加療が必要だという。

 これにより13日の第7節のカマタマーレ讃岐戦はそれまでベンチ入りしていた金井がプロ5年目にして初出場を果たしていた。

 なお、この讃岐戦で熊本はベンチにGKなしで試合をしている。もう1人のGKである永井も、1日の練習中に負傷していたからである。胸椎棘間靱帯炎で受傷日より約4週間の加療が必要と発表されている。

 出場可能なGKが金井のみという緊急事態に、クラブは18日にGKコーチだった加藤竜二の現役復帰を発表。

 現在44歳の加藤コーチは柏レイソルやコンサドーレ札幌、サンフレッチェ広島、ロッソ熊本(現在のロアッソ熊本)などに所属。2007年限りで現役を引退していたが、06年と07年には熊本で選手兼任のGKコーチだったことでも知られている。

 そして今回、44歳で7年ぶりの現役復帰となった。なお44歳でもJ2最年長のキングカズこと三浦知良よりは3歳年下である。

 さらに20日には、ベガルタ仙台から新人のシュミット・ダニエルが育成型期限付き移籍で加入すると発表。移籍期間は4月20日から5月19日までの1ヵ月間という異例の短期レンタルとなった。

 アメリカ出身のシュミット・ダニエルは、身長196センチ、体重90キロという規格外のサイズを持つGK。中央大学時代には、川崎フロンターレの特別指定選手に登録されていた経歴を持つ。

 緊急事態にも関わらず、熊本は現在3連勝中と好調だ。超ベテランと超新人の緊急補強で春のこの1ヵ月を乗り切ることができるかどうか。注目である。

【了】

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