次節は首位リバプールと直接対決。最終節まで三つ巴か
この試合、サンダーランドのシュート7本に対してチェルシーは31本。パス本数も198本に対して378本と、試合を支配していたのは完全にチェルシーだった。
この敗戦の要因は説明出来るものではないだろう。こうして心の隅にあった小さな不安は現実のものとなってしまった。この時期に優勝を争うチームと降格を争うチームが対戦すると何かが起こるものだ。
チェルシーは、中2日でチャンピオンズリーグ・ベスト4でアトレティコ・マドリーと戦うためにビセンテ・カルデロンへ向かうことになる。そして、27日には首位リバプールとのアンフィールドでの直接対決が待ち受けている。
ここから“大一番”が続く状況だけにサンダーランドを相手に喫した敗戦は、プレミアリーグにもチャンピオンズリーグにも影響を与えそうなものになった。しかし、百戦錬磨のモウリーニョは乗り切る術を備えているはず。むしろ、モウリーニョがどのような手を打つのかがより興味深いものとなった。
リバプールがノーリッチに勝利すれば勝ち点差は5に広がる。それでも直接対決が残っているのが優勝争いの面白いところだ。さらに、下からはマンチェスター・シティが2試合を多く残して勝ち点4差に迫っている。
今シーズンは最終節まで3チームに優勝の可能性が残されている状況になるのだろうか? ここからの3週間は目が離せない。
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