マリノス逆転勝利の一方、セレッソは監督が退席処分に
15日は横浜F・マリノスがホームで韓国の全北現代に2-1で逆転勝利。負ければ敗退が決まってしまうがけっぷちのマリノスだったが、この勝利によって最終節にもつれた。
グループリーグ最下位だが、同組の4チーム全てが勝ち点7で並ぶという事態になっており、勝てば突破が決まるというシンプルな条件になっている。
最終戦はアウェイに乗り込んでの前回の覇者・広州恒大との一戦であり、注目されそうだ。
同じ15日には川崎フロンターレがアウェイで中国の貴州人和を1-0で勝利。貴州が2人退場者を出したように、後半になるとラフプレーにも苦しめられたが、前半に中村憲剛が決めた先制点を守り切って、貴重な勝ち点3を獲得した。
そしてこれは今年の日本勢4チームの中でアウェイでの初勝利でもあった。勝ち点9で2位に立つフロンターレは最終戦で引き分けでも自力突破が可能。日本勢ではもっとも優位な状況につけている。
16日はセレッソ大阪がホームで韓国の浦項に0-2と敗戦。前半の南野の一発退場や、ハーフタイム中に審判団に抗議したポポヴィッチ監督が退席処分を受けるなど後味の悪い負けとなった。
セレッソに勝った浦項の1位通過が決まったが、最終戦で山東魯能に勝てば、セレッソは2位突破ができる状況だ。
同じく16日にはサンフレッチェ広島がアウェイで中国の北京国安と対戦。先に2点リードされる苦しい展開だったが、石原の2ゴールで同点。2-2のドローに持ち込み、敵地で勝ち点1を持ち帰ることに成功した。最終戦のホームでオーストラリアのセントラルコーストに勝てば突破が決まる。
第5戦を終えて日本勢4チーム全てが突破の可能性を残している。フロンターレは引き分け以上でも自力で決まるが、それ以外のチームも、勝てば他会場の結果に関係なく突破が決まるというシンプルな条件になっている。
【了】