攻守に高い貢献。33歳にしてキャリア最高のパフォーマンス
優勝を争う直接のライバル、マンチェスター・シティをホームに迎えた一戦。19歳のラヒーム・スターリングが前半6分に先制点を挙げ、21歳のコウチーニョが決勝点を決め、同じく21歳のジョン・フラナガンが左サイドで奮闘する。
才能に溢れる若者たちが最強の敵を打ち負かしたが、その中心にいたのはジェラードだった。事実、オプタ社による攻撃、守備、ポゼッションでの貢献度を示すパフォーマンス・スコアでは、両チームトップの63点を記録。
得点を挙げたスターリングの35点、シュクルテルの43点、コウチーニョの57点よりも高いスコアとなった。特にディフェンス・スコアが40点を記録するなど守備での貢献が目立っていた。
かつてはトップ下で起用されていた時期もあるように攻撃面での能力が際立っていたが、今シーズン途中からは中盤の底で起用。もともと守備面でも高い能力を持っていたが、長いキャリアによって培われた老練なプレーも相まってより守備での貢献度を高めている。
そして、何よりも感服すべきなのは、守備での貢献度も高めながら08-09シーズン以来の2ケタ得点となる13得点を決め、アシストでも11を記録するなど攻撃力も衰えていないということだ。
そういう意味では33歳となった今シーズン、ジェラードはキャリア最高のパフォーマンスを見せていると言って良いだろう。