「エル・シャラウィの復帰後、2列目はより多くの組み合わせが可能となる」
「ポーリが有力だが、他の選手にも可能性はある。ロビーニョは今季ベンチが多かった。セードルフのシステムでは、アッレグリ監督の4-3-3のシステムとは異なり、不十分な答えしか出せていなかった。
技術的にはロビーニョの方が優秀かもしれないが、組織されたグループの主役からは遠い。14ゴール決め(イブラヒモビッチとパトもたくさん決めたが)スクデットを獲得した時からは遠い。
アスリートの面でも、輝きを欠いている。モチベーションが低いのかもしれない。ロビーニョにはポジティブなショックが必要だ。セードルフのプロジェクトで、彼を目覚めさせ、モチベーションを引き寄せることが必要。
クラレンス(・セードルフ)は本田が不在の間に、ブラジル人を目覚めされることができるかもしれない。エル・シャラウィの復帰後、ミランのクリエイティブな2列目、1トップ下の3人はより多くの組み合わせが可能となる」
本田の代わりに、ポーリのみならず、ブラジル代表ロビーニョが抜擢することでドリブラーに奮起を促すシナリオも提示している。ミランの明るい未来であるイタリア代表FWエル・シャラウィも長期離脱から復帰間近だ。
そうなると、トップ下のバリエーションが増し、本田が故障で戦線離脱を余儀なくされるのであれば、チーム内での競争が再び厳しくなることを意味する。
【了】
関連リンク
フットボールサミット第8回 本田圭佑という哲学 世界のHONDAになる日
サッカー戦術サミット 一流フットボーラーがリアルに語る「個」の戦術論
高校サッカー監督術 育てる・動かす・勝利する