“格下”ウズベキスタン戦でまさかの敗戦
案の定、日本が主導権を握ったこの試合。日本は連動性の高い攻めで香川、岡崎らを軸に相手ゴールに詰め寄ったが、なかなかシュートが打てない。前半だけで5本というのはあまりにも少なかった。
後半に入ると相手の守備ブロックはさらに強固になり、日本は攻め手を失う。そんな矢先の後半9分、ウズベキスタンの鋭いカウンターから1点を奪われてしまう。
内田はハサノフに絶好のクロスが入った瞬間、カバーに行ったが対応しきれず、失点の前のプレーを止められなかった。このミスが響いたのか、前日合流組の内田、香川、長友の運動量がガタ落ちし、終盤は相手に圧倒された。
結局、試合は0-1の敗戦。ザックジャパンは3次予選2連敗というまさかの結果を余儀なくされ、2位通過で最終予選へ進むことになった。欧州組に依存した指揮官の采配を疑問視する声も高まった。
「前半は抑えたけど、サッカーは入んなかったらこうなる。勝てればいいし、負けたらダメ出し。まあ簡単じゃないですか。
前半は悪くなかったけど、ちょっとずつポイントになるパス、攻撃のスタートになるパスがうまくいかなかった。回すは回すでいいんだけど、少しずつミスがあったのかな。前に左利きの淳吾さんがいたんで、中に入ってシュートとかなるべくフリーにさせたいと思ってましたけど。
オカちゃんはFWタイプなんでゴールの近くで動けるように。俺は前に上がらなくても前でやってくれれば越したことはないから。人の特徴を生かしあうことが大事だし、誰が入ってもやれるようにしないといけないよね。
ただ、ちょっと型にはめようとし過ぎてたかなって気がします。もう少し自由にやって、その中でいい形が出てくればよかったんだけど…。
この試合でクラブで浮上するきっかけをつかみたかった? まあ、どっちにしろまた一生懸命練習するだけだから。ここが勝負っていうのはいつもそういう気持ちでやってますよ。ここからまたELもあるし、中2?3日の過密日程になるから、いいリズムを作れたらいいですよね」