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もしかしたらペップ・マンUが誕生していたのか。ペップが「マンU後任候補だった」と発言

text by 藤井重隆 By Shigetaka Fujii photo by Ryota Harada

「(ファーガソンから)オファーを受けたかどうか理解していなかったかもしれない」

 グアルディオラ監督はバルセロナを退任した2012年夏からアメリカで1年間の休暇に入ったが、同年9月にニューヨークのレストランでファーガソン氏と会食していた時のエピソードを明かした。

「(ファーガソンから)オファーを受けたかどうか理解していなかったかもしれない。私の英語力は良い方ではないし、サーアレックスが早口で話した時は理解していなかった。高級レストランに招待してくれ、友好的な会食をした。彼は親切だったし、良い時間を共にした」

 グアルディオラ監督はファーガソンと会食した2ヶ月後にも、当時チェルシーを率いたロベルト・ディマッテオ前監督が解任されると同クラブのオーナー、ロマン・アブラモビッチ氏から打診を受けたとも報じられたほか、同じ時期にバルセロナ元幹部2人を招へいしたマンチェスター・シティからも声がかかっていたと噂された。

 仮にグアルディオラ監督の話が本当であれば、現在ユナイテッドで顧問を務めるファーガソン氏はただ単にデイビッド・モイーズ監督を自分の言葉を一番理解できる最高のスコットランド人監督として選んだのかもしれない。

【了】

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