高いレベルの中で生まれた闘争心とモチベーション
「今日の試合ではただ単に点を取っただけ。あんまりだったと思います。チームコンセプトを実践しようという意識はあったんですけど、もうちょっと顔を出せる場面があった。それに昨日の練習の距離感でサッカーができなかったですね。ボランチからのボールの動き出しもあんまりうまくいかなかった。昨日みたいな感じのことを今日のゲームでやりたかったなという気持ちです」と彼は反省しきりだった。
それでも初参戦の日本代表で多くの刺激を受けたのは事実。レベルの高い選手たちと3日間を過ごし、彼の中に闘争心とモチベーションが湧いてきたのは確かだ。
「今までになかった刺激というか、とりあえず楽しかった。一緒にやった南野なんかも前に行くプレーにすごい迫力を感じたし、個人の能力がすごく高かった。頭のいい選手は時間のあるなし関係なしにすぐチームに溶け込んでプレーができると思うし、実際に何回かいい形ができましたね。
彼らとやって勉強になったし、もっともっとサッカーがうまくなりたいとも思いました。そのためにはクラブで結果を残さないと話にならない。自分の一番の特徴は泥臭いプレーだと思うんで、そこを出していきたいと思います」
彼が狙っている1トップのポジションは絶対的な選手がいない。それだけに、かつての久保竜彦を彷彿させる身体能力とスケール感を誇る点取屋がここから1ヶ月の間に凄まじいゴールラッシュを見せれば、サプライズ選出の可能性もゼロではない。雑草魂を持つ男の逆襲が楽しみだ。
【了】
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