ロナウドへの依存体質から脱却。快勝ならデシマへ最高の弾み
一方のマドリーは、クリスティアーノ・ロナウドが1stレグで左膝に違和感を訴え、後半35分に途中交代。5日のレアル・ソシエダ戦を欠場したものの、4-0と快勝。エース不在でも変わらぬ強さを見せつけた。
6日には練習に合流した様子だが、3点のアドバンテージを持っているだけに先発を外れるか、先発でも早めの途中交代でリーガでの熾烈な優勝争いに備えることが予想される。
その他、マルセロ、アルバロ・アルベロア、サミ・ケディラ、ヘセ・ロドリゲスが負傷によって欠場する見通しだ。とはいえ、代役となるイスコ、アシエル・イジャラメンディ、アルバロ・モラタは今後のスペインを背負う逸材だけに、是非そのプレーを見ておきたい選手だ。
さらに、胃腸炎で1stレグを欠場したアンヘル・ディ・マリアはソシエダ戦で途中出場ながら復帰を果たしている。
130億円超えとも伝えられる移籍金でガレス・ベイルを獲得し、若手も与えられたチャンスをしっかりと生かしている今シーズンは、クリスティアーノ・ロナウドへの依存体質から脱却した印象もある。
手負いの相手とはいえ、昨シーズンに壁として立ちはだかったドルトムントを相手にアウェーでも快勝を収めれば、デシマ(CL10度目の優勝)への弾みとしてこれ以上ない結果となるだろう。
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