イブラヒモビッチ不在のPSG。ルーカス&パストーレの奮起に期待
さらに、ラミレスは累積警告で出場停止。プレミアリーグでもレッドカードによって3試合出場停止処分を受けているが、この間にボランチで起用されたダビド・ルイスとネマニャ・マティッチのうち、マティッチはカップタイドによって出場不可能。代わってフランク・ランパードの起用が有力となっている。
一方のパリ・サンジェルマンは、ズラタン・イブラヒモビッチが1stレグで右太もも裏を負傷して全治4週間の診断を受けた。
今シーズン、リーグ・アンでトップの25得点を記録し、チャンピオンズリーグでもクリスティアーノ・ロナウドに次ぐ10得点を挙げている絶対的エースだけに大きな痛手だ。
イブラヒモビッチの代わりとなるセンターフォワードは、5日のランス戦でも起用され先制点を挙げているエディンソン・カバーニが務めることが濃厚だ。
移籍1年目の今シーズンは、不本意な右ウイングでの起用が続いており、本人も不満を明かしている。それでもイブラヒモビッチに次ぐリーグ2位の15得点を挙げているだけあって、本職のセンターフォワードでのプレーに意欲十分だろう。
さらに、カバーニに代わって右ウイングで起用される見込みのルーカス・モウラやハビエル・パストーレは、W杯出場のためにもこのチャンスを生かそうと燃えているはず。
どちらが勝つにしても「アザールのPKがあったから」もしくは「パストーレのロスタイムでの3点目があったから」と、1stレグの1点が勝敗を分けることが予想される。
チェルシーが先制点を挙げれば、ノックアウトラウンド特有のビリビリとした緊張感に溢れる激戦となりそうだ。
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