著作権買収はクラブの伝統を守るため
近年、ハルのエジプト人オーナーやカーディフのマレーシア人オーナーが、独断でクラブの名前や色を変えるなどの身勝手な行動が目につくが、ルートンのファンはそうした危険を回避し、クラブの伝統を守るため、著作権買収に踏み切った。
著作権の売却についてルートンは公式サイトで、「ルートンの著作権をサポーター団体に預け、守ることで合意に達したことをうれしく思う。それには名前、愛称、マスコット、色、紋章が含まれる。これでクラブの株を持つファンが著作権を持ち、守ることになる」と発表した。
ルートンは2006年に2部から3部に降格すると、その後クラブは財政面での不正が発覚するなどして経営破綻し、09年には89年間のプロリーグでの歴史に終止符を打ち、5部へと降格した。
今季は5部で首位を快走しており、5年ぶりにプロリーグへ返り咲こうとしている。一方、その好調ぶりを察知した海外の投資家がルートンの買収に目を光らせているとも報じられている。
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