4月5日にJ2リーグ第6節、6日にJ1リーグ第6節が開催された。
第6節を終えていまだ光明が見えないのが昇格した四国勢の2チームである。そろって開幕6連敗を喫して最下位だ。
J1の徳島ヴォルティスは、ホームで川崎フロンターレと対戦。試合前から吹きすさぶ強風を考慮し、後半を風上で有利に進めようと、試合前のコイントスで勝つとコートチェンジを行ったが、前半はこれが裏目に。相手のクロスからオウンゴールで失点すると、その直後には大久保嘉人の風にのった豪華なミドルシュートを決められて2失点。
後半もまるで反撃ができず、結局、0-4と大敗。90分を通じて放ったシュートは、後半ロスタイムの一本だけという完敗だった。前節でJ1初得点を記録し、次は「初の勝ち点を」と意気込んでいたサポーターも多かっただけに、J1での厳しい洗礼を浴びている格好だ。
J2に昇格したカマタマーレ讃岐も同様だ。ホームで栃木SCと対戦し、0-1と惜敗。こちらは終盤まで0-0でスコアが進み、チームとしても粘り強い守備と時折鋭いカウンターを見せており、勝ち点の獲得まではほんの少しだった。それだけに86分に栃木のFW瀬沼優司に決勝弾を許したことが悔やまれる。
いずれにせよ、両クラブとも開幕6連敗という厳しい事実は変わらない。四国のクラブに夜明けは来るのか。
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