香川とマタは相性の良さを発揮
その後も香川とマタが連動した動きをすることで、エルナンデスも徐々に実力を発揮。後半5分、香川が頭でつないだボールからマタの2点目をアシスト。同20分には、マタとポジションチェンジしてトップ下の位置から突破した香川のアシストによって自身も得点を決めた。
同25分、マルアン・フェライニがナニと交代すると、香川が中央へポジションを変更。香川とマタのプレーエリアが中央へ移ったことや、ニューカッスルの足が止まったこともあって、それまで守備に追われていたヤヌザイが攻撃に参加する時間が増加。ロスタイムの得点につながった。
香川は、この試合で得点こそなかったものの、両チーム最多となる67本のパスを通すなどチャンスメイクに貢献。そして、何よりもマタやエルナンデスとの相性の良さを発揮。前節のアストン・ヴィラ戦に続いて、マタが活躍するためには香川の存在が不可欠であることを証明した。その逆も然りだ。
そして、この試合では香川のポジションを中心としてプレーエリアが変動していた。そのことからも、香川はチームにとって大きな影響力を持った存在だということを示したと言える。
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