18ヵ月間で6試合。眠気を飛ばす新たな因縁対決
欧州カップ戦では、通常2ndレグをホームで戦う方が有利とされるが、マドリーに関しては1stレグをホームで戦えることがプラスとなりそうだ。
2ndレグに向けて、マドリーはクリスティアーノ・ロナウド、ギャレス・ベイル、カリム・ベンゼマといった破壊力抜群の攻撃陣が1点でも多くの得点を取りたい。
そして、ドルトムントはレヴァンドフスキが累積によって出場停止。昨シーズンはグループステージも合わせてマドリー戦4戦5得点のエース不在は大きな痛手だ。
さらに、ネヴェン・スボティッチ、マルセル・シュメルツァー、スヴェン・ベンダー、イルカイ・ギュンドアン、ヤクブ・ブワシュチコフスキといった中核をなすべき主力たちが負傷離脱中。レギュラーが合計6人も出場不可能とあってはユルゲン・クロップ監督も頭を悩ませていることだろう。
守備に重点を置きつつもアウェーゴールを奪うためには、マルコ・ロイスの活躍に期待したい。29日のシュツットガルト戦ではハットトリックを決めているだけに、良い精神状態で試合に臨めるだろう。
ただ、この2チームはここ18ヵ月間で6試合を戦うことになったが、昨シーズンに好ゲームを連発したが故にUEFAによって新たなライバル関係に仕立て上げられている感は拭えない。
とはいえ、午前3時45分というド深夜に観戦する日本のサッカーファンとしては、熱い試合は大歓迎。ご近所迷惑になることを分かっていながらも、声を上げてしまうほどの激しいバトルにはワクワクせざるを得ない。
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