昨季ゲーゲンプレッシングに敗れたマドリー。初戦ホームの今季は?
2日に開催されるチャンピオンズリーグのベスト8。1stレグ2日目は、レアル・マドリー対ボルシア・ドルトムント、パル・サンジェルマン対チェルシーの2試合が行われる。
悲願のデシマ(CL10度目の優勝)達成に燃えるレアル・マドリーは、ホームのサンティアゴ・ベルナベウにドルトムントを迎える。
ウィリアムヒル社のオッズでは、マドリーに1.36倍、ドローに4.5倍、ドルトムントに9倍と、マドリーの圧倒的有利な配当となった。
このカードの通算成績は3勝3分け2敗でマドリーがリードしているが、グループステージとベスト4で計4試合を戦った昨シーズンは2勝1分け1敗でドルトムントがリード。
さらに、この4試合はいずれも緊張感の溢れるエキサイティングな展開となっていただけに、今回の対戦でも激戦が期待出来る。
そして、昨シーズンの試合で思い出されるのは何と言ってもベスト4だろう。
シグナル・イドゥナ・パークで行われた1stレグにおいて、ドルトムントの「ゲーゲンプレッシング」が炸裂。見た目にもドルトムントのペースで試合が進み、ロベルト・レヴァンドフスキが4得点を挙げて4-1と大勝。それでも、試合後のスタッツを見てみるとマドリーが56.4%と支配率では上回っていた。
しかし、ベルナベウでの2ndレグはマドリーが圧倒。終始攻め続けて2-0で勝利を収めるも、2試合合計3-4と1点が足りずに敗退した。それでも、最後の1秒まで得点を狙い続けたマドリーの姿勢によって、眠気の覚める熱い一戦だったことは記憶に新しい。
この2ndレグではマドリーが前半の決定機を外してしまったために、終盤の怒濤の攻撃が実らなかった形となったが、今回の1stレグはマドリーのホーム。フラットな状態でホームゲームを迎えれば、落ち着いて試合を進められるため、決定機をきっちりと決めることが出来るはずだ。