「今日の結果はユナイテッドにとって大きな自信になった」

「シュバインシュタイガーの同点ゴールは素晴らしかった。利き足でない左足でのダイレクトボレーだったし、ゴール左上隅もGKが最もセーブしにくい場所だった。

　攻め続けたバイエルンは他にもロッベンが好機を作っていたが、ユナイテッドの視点から見れば決定機と呼べるものは少なかった。今日の結果はユナイテッドにとって大きな自信になったと思う。

　モイーズ監督だけでなく、周囲が見たかったのは選手たちのやる気と情熱だ。今日の試合ではそれが見られたし、選手たちは責任感を持ってプレーしていた。この調子で彼らが第2戦に臨むことを願う。

　ユナイテッドが第2戦でも今日と同じ闘争心を見せれば勝算はあるが、私個人としてはバイエルンが優勢と見ている」

――リー・ディクソン解説者（元アーセナルDF／イングランド代表）

「試合終了後、モイーズは首を横に振っていたが、あれは『勝てなくて残念』という身ぶりだった。だが結果は公正だった。バイエルンはボール支配率で大きく上回っていたし、それが同点ゴールにもつながった。

　ユナイテッドの守備は固かったし、香川が入った後半は攻撃の場面でいくつかの好機を作っていた。全体的に見ても、ユナイテッドは今日の結果に満足だろうし、バイエルンもアウェーゴールに満足していると思う。

　ユナイテッドの得点時、バイエルンはゾーンで守備をし、本来ヴィディッチをマークすべきラームが彼をフリーにさせた。両ポストにも選手が立っていなかったため、ヴィディッチはお手本通りの素晴らしいヘッドで隅を狙って決めるだけだった」