同国対決。好調アトレティコを迎える守護神不在のバルサ
チャンピオンズリーグのベスト8は1日からスタート。1stレグ初日の2試合では、マンチェスター・ユナイテッド対バイエルン・ミュンヘン、バルセロナ対アトレティコ・マドリーが行われる。
バルセロナはカンプ・ノウにアトレティコ・マドリーを迎える。この両チームは、リーガではレアル・マドリーを含めて三つ巴の優勝争いを繰り広げているだけに、チャンピオンズリーグの舞台での対戦も激戦必至の好カードとなりそうだ。
ウィリアムヒル社のオッズでは、バルセロナに1.5倍、ドローに3.6倍、アトレティコに5.5倍と、ホームチームの有利を示す配当となった。
今シーズンのリーガではまだカンプ・ノウでの対戦は無いものの、スーペルコパでは2ndレグを戦い0-0のドロー。ビセンテ・カルデロンでの試合を含めるとスーペルコパ・1stレグは1-1、リーガ第19節でも0-0と3戦していずれも引き分けに終わっている。
ただ、バルサはアトレティコに対して、ホームでの公式戦105試合で60勝26分け19敗と圧倒的な勝率を誇っている。さらに、フェルナンド・トーレスが“バルサキラー”の異名を取っていた05-06シーズンに1-3で敗れて以来、7シーズン続けて無敗を続けている。
バルサにとって不安材料はビクトル・バルデスの負傷だ。全治6?8ヵ月重傷を負ってしまったのだ。この守護神の欠場は大きなダメージとなる。
ゴール前の広大なスペースをカバーし、今シーズンは脆さも見せていた守備陣を最後方から支えていただけに、チームの戦い方にも影響を及ぼす離脱となりそうだ。
そして何よりも、バルデスは今シーズン限りでの退団を表明していただけに、栄光で彩られていたバルサでのキャリアをこのような形で終えるのは悲しい限りだ。