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CLベスト8、1stレグ。王者バイエルンと激突するマンU。鍵握る“バイエルンキラー”香川

1日からスタートするチャンピオンズリーグ・ベスト8の1stレグ。ユナイテッド対バイエルン、バルサ対アトレティコの2カードが行われる。優勝候補筆頭の王者バイエルンをホームに迎えるユナイテッドに勝機はあるのか…。

text by 海老沢純一 photo by Kazhito Yamada / Kaz Photography

“失態”許されないユナイテッド。「カンプ・ノウの奇跡」の再現なるか?

 チャンピオンズリーグのベスト8は1日からスタート。1stレグ初日の2試合では、マンチェスター・ユナイテッド対バイエルン・ミュンヘン、バルセロナ対アトレティコ・マドリーが行われる。

 ユナイテッドがオールド・トラフォードにバイエルンを迎える一戦は、多くの人々がホームチームの圧倒的不利を予想しているだろう。

 ウィリアムヒル社のオッズを見ても、ユナイテッドに6倍、ドローに4.33倍、バイエルンに1.50倍という配当となっている。

 この両チームの対戦はユナイテッドの2勝4分け3敗。そのうちの1勝は、有名な「カンプ・ノウの奇跡」でのものだが、その98-99シーズン決勝を除いたノックアウトラウンドでは過去二度対戦し二度ともバイエルンが勝ち上がっている。

 直近の対戦は09-10シーズンのベスト8だが、バイエルンのホームで行われた1stレグを1-2で落とし、2ndレグは3-2で勝利したもののアウェーゴールの差で敗退した。

 この2ndレグでは3点を先行しながらも、ラファエルが退場したことも影響し、アリエン・ロッベンに決勝点ともいえる2点目を決められている。1日の試合でも守勢に回る事が必至なだけに、退場者を出してしまう状況だけは避けたい。

 そんなユナイテッドは、3月25日のマンチェスター・シティ戦から1週間で3試合をこなす過密日程となっているが、3戦全てホームでの試合のため、移動による披露の心配はない。

 そのシティ戦ではエディン・ジェコにわずか開始43秒で先制点を許すなど0-3で文字通りの惨敗。それでも、29日のアストン・ヴィラ戦では4-1で快勝しただけに地元のファンの前でこれ以上の失態は犯せない。

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