今季絶望の重傷。懸念されるW杯への影響
この後、イングランドに渡った彼は12-13シーズンのプレミアリーグで32試合に出場。世界トップレベルを体感することになる。
五輪ベスト4進出、そして今野らの出場停止という節目のあった2012年夏は、彼が一段階ステップアップする良いきっかけとなった。
しかし、現在は左膝靱帯損傷によって全治6週間との診断を受け今季絶望。この4年間では、良い時期も悪い時期も貴重な経験を積んできただけに、吉田が約2ヵ月後に迫ったW杯をベストなコンディションで迎えられるかはザッケローニ監督にとっても懸念材料の一つだろう。
それでも、本人はW杯出場に向けて意欲を燃やしリハビリに努めている。6月14日(現地時間)の初戦コートジボワール戦のピッチでは、吉田がディフェンスラインを牽引する活躍を見せてくれることを期待したい。
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