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伊紙が本田に一定の評価もシュートミスを非難。「チャンスを宇宙に投げた」「ゴール前ではカリメロ」

一夜明け、本田圭佑にはイタリアメディアからの厳しい評価が待っていた。アシストや献身的な守備は高く評価されているものの、やはり焦点となったのはゴール前での決定機。フリーの場面でのシュートミスには批判が相次いだ。

text by 編集部

アシストは高い評価を得たが…

 30日付イタリア地元紙3紙はホーム、キエーボ戦で先発し、3-0勝利に貢献したACミラン本田圭佑にそろって及第点の『6点』を付けた。カカへのアシストと守備的な貢献はいずれも評価されているが、前半27分の絶好機でのシュートミスを揃って酷評。

 バロテッリから届いたイージーチャンスでの失態に「ホラー」「チャンスを星の世界に投げた」「カリメロ」などと批判を受けた。

「ガゼッタ・デロ・スポルト」紙は「守備のカバーとエレガントなカカへのアシストで合格。しかし、ゴールで思い切りミスしたのは、エラーと言うよりホラー」という寸評だった。放ったシュートは2本。ドリブル成功は1回試行し、一度成功。

 MVPはカカの『7.5点』。寸評で合格としながらも、本田の『6点』はザッカルド、エマヌエルソン、エッシェン、ポーリ、ロビーニョと並ぶチーム最低だった。

「コリエレ・デロ・スポルト」紙の寸評は「カカへの最初の功績はパーフェクトな放物線だった。しかし一番簡単なチャンスを星の世界(宇宙)へ放り投げた。すべて同じ表情で……」

 MVPはカカの『8点』。本田は最低のDFザッカルドの『5.5点』に次ぐ、評価だった。

 最後に「トゥット・スポルト」紙は「敵を入らせない守備的な制限は貴重な仕事だった、セードルフ監督の4-2-3-1に同意して。称賛に値するプレーでカカへボールを供給。2-0となるのに貢献したが、ゴール前ではカリメロだった」と評価。

 イタリアの漫画家に考案され、日本でも1970年代に放送された人気アニメのキャラクターを比喩に出される始末。頭に卵の殻を被った黒いひよこがカリメロだが、リーグ戦無得点の背番号はゴール前での“シャイ”な部分が皮肉られた格好だろう。

 最高点はやはりカカの『7.5点』。DFエマヌエルソンが最低の『5.5点』だった。

【了】

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