「フィレンツェでもよかったが、さらにいいプレーをした」
一方、「コリエレ・デロ・スポルト」紙のフリオ・フェデーレ記者は勝利チームでは及第点レベルの『6点』。
「本田の今日のプレーは良かった。素晴らしいアシストをマークし、カカにゴールを決めさせた。だが、センセーショナルなゴールのミスがあった。間違えてはならないゴールだった。彼は空へ打ち上げてしまった。彼のようなビッグプレーヤーはあんなミスは犯してはならない」
ゴール前でフリーな状態でのシュートミスは「背番号10」には許されない。リーグ初ゴールのゴールデンチャンスを逃した本田には手厳しかったが、プレー面での向上は認めている。
「戦術的にいいプレーだったと思う。チームのために犠牲的に働いている。ボランチのラインまでターラブと下がり守備でもカバーしている。いいプレーだったと思う。フィレンツェでもよかったが、さらにいいプレーをしたと思う。チームの中でのコミュニケーションもとてもよくなってきた。向上が見られた」と讃えている。
「本田はミランにとって重要な投資だ」
一方、「7ゴールドTV」のパオロ・ビンチ記者も合格点の『6.5点』。
「今夜は素晴らしい本田を観た。確かにゴールで失敗を犯した。過度な失態があったにして、特に守備のカバーがよかったし、攻撃への切り替えのプレーもよかった。攻守両方がよかった。フィレンツェでいいプレーをみたが、今日はより向上が見られた。
セードルフ監督の言葉は正しかった。ここにきて順調な適応を見せている。そうなれば、より結果として出てくる。本田はミランにとって重要な投資だ。セードルフ監督が続投するか、他の監督になるかは分からないが、来季はミランにとって重要な選手となってくれるだろう」
終盤戦での進んできた適応具合に進歩を見て取っている。来季ミランはいかなる体制になるか不透明だが、いずれの監督にも必要とされるようなパフォーマンスを続けていきたい。
【了】